火曜日, 8月 07, 2012

相馬⇔南相馬

のエリアで仕事。

荒れた畑のような土地が広がる向こうに海が見える。

それは津波の跡。

「海まで60戸ほどの在所があって」と聞くが、家も人も呑まれた跡。

「身内が流されて」と力なく笑う人。会う人会う人だいたい。

何も言えなかった。

涙を流すでもない、やるせない、でもない。

なんとも言えない気持ちになった。

ただ話が聞くだけしかできない。

煮詰めれば出家をして、供養の行脚に出たほうがいいのだが、

それはまだ、やれない。

まだ、やることがあるから。

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