のエリアで仕事。
荒れた畑のような土地が広がる向こうに海が見える。
それは津波の跡。
「海まで60戸ほどの在所があって」と聞くが、家も人も呑まれた跡。
「身内が流されて」と力なく笑う人。会う人会う人だいたい。
何も言えなかった。
涙を流すでもない、やるせない、でもない。
なんとも言えない気持ちになった。
ただ話が聞くだけしかできない。
煮詰めれば出家をして、供養の行脚に出たほうがいいのだが、
それはまだ、やれない。
まだ、やることがあるから。
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